ご無沙汰しております、年末に上梓した『本当はすごい小学算数』が既に3刷りまで来ている小田です。やっほーい。来週辺りには東大脳さんすうドリルの続編もでます。やっほほーい。
それはそれとして、先日授業中にふと思いついたことがあるのですが。
覆面算占い、ってどうですかね。
覆面算というのは、一種の計算パズルです。
例えば、「AB×A=CCC」のように、それぞれの文字が1桁の数字を表し、同じ文字は同じ数字、違う文字は違う数字、というヒントから、もとの計算を当てるのです(この場合だと「37×3=111」)。
これに絡めた占いを考えてみました。
まず、自分の苗字と名前をそれぞれローマ字にします。
それからもうひとつ、「相性を占いたい単語」もローマ字にします(ローマ字ではなくても、アルファベット表記なら構いません)。
「苗字」と「名前」を計算して、「相性を占いたい単語」が答えになるような覆面算を作ります。
答えがバシッと一通りに定まれば、その単語とものすごく相性がいい、ということになります。
答えが複数出てくる場合は少し相性が良い、とか、逆に全く出てこなかったりするとその単語とは相性がよくなかった、という感じで。
例えば、「TANAKA+TARO=TENSAI」というような覆面算を作ると、これは答えがそこそこ出てくるので、全国の田中太郎さんは、少し天才かな、と。
とはいえ、この占いもいくつか不完全な部分がありまして。
まず、答えが何通り出てくるか・出てこないか、を調べるのが結構大変です。もちろん、算数・数学が好きな人にとっては、そういう遊びも含めて楽しい、という部分でもありますが。
まあそのあたりは、検索すれば「覆面算を自動で解いてくれるサイト」とかもありますので、それを使う、というのもありだと思います。
それから、もっと根本的な問題で、苗字と名前が例えば「ODA」と「TOSHIHIRO」のように、アルファベットにした際の長さのバランスが悪い場合、「答え」の部分に持ってこれる単語がかなり限られてしまいます。
それにそもそも、苗字と名前の部分だけですでに11種類以上のアルファベットが出てくる場合、どうやっても覆面算にすることが出来ません(1桁の数字は0~9までの10種類しかないので)。
そんな感じで、いろいろと欠点はありますが、気が向いた人は遊んでみると楽しいかもしれません。