数学と山登り。

ご無沙汰しております、年度末を迎えて大きな仕事がいくつか区切りを迎え、人生をゆるゆると反省している小田です。
今年に入って初めてのような気がする更新ですが、その間にもいろいろなことがありました。
というより、いろいろあって、気づいたら3月が終わってしまっていました。もうすぐ4月ですよ。そろそろ嘘をつく準備をしないといけませんね。

さて、そんなこんなで、東急セミナーBEさんで開講中だった「おとなのための楽しい数学入門」が先日無事完結いたしました。
サブタイトルが「オイラーの公式を読み解く」だったりするあたりで、どのあたりが「入門」なのか、という話もありましたが、最後まで脱落者を出すことなく、無事に終えることができました。
開講させてくださった東急セミナーBEさんや、最後までついてきてくださった受講生の皆さんには本当に感謝です。
大人向けに数学の講座をやるのであれば、単に高校内容を漠然と復習しても面白くないかな、と思った私の我儘ですが、私自身も学ぶところが多くて、とても楽しかったです。
これから書く本の次の次くらいには、“オイラーの公式”で一冊本を書いてみたいなぁ、とも思いました。

初回の講座案内のときに、オイラーの公式を学ぶというのは、富士山に登るようなものだ、という話をしました。
要は、登るのは大変だけど、ちゃんと準備してガイドをつければ普通の人でもなんとか登れる、登り切ったらいろいろなものが見えてくるよ、という話です。
自分でも上手いこと言ったな、と思ったのですが、講座を終えた今でも、やはり上手いこと言ったな、とは思います。
オイラーの公式をゼロから導き出したオイラーの功績はなかなか真似できるものではありませんが、すでにつけられた道をたどってみることはできます。そして、その道を、やはり自分の足で(数学の場合は手ですが)たどっていくことこそ、大事なことじゃないのかな、と。
結果だけを覚えるのではなく、実際にその計算過程を自分でもたどってみて、本当にそうなるか確認すること。
“公式やテクニックは覚えなくていい”派の人もいますが、そうではなくて、覚えるのは覚えるでも別にいいんですけども、道を切り拓いた先人の知恵に敬意を持って、その道筋を自分で歩いてみることが、数学を楽しむ方法ではないかと思いました。

ちなみに、私は富士山には登ったことありません。


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