夢の国と数学。

ご無沙汰しております、電車の中で数学の本を読みながらFacebookをチェックしていたら、いつのまにか乗り過ごしていた小田です。
気づいたときはちょうどFacebookをチェックしている最中だったのですが、ここは「数学の本を読んでいたら乗り過ごした」ことにしておきます。キャラ作りって大事ですよね。

そういえば昔、初めてディズニーに行ったとき、ゴミを捨てたいタイミングで都合よくゴミ箱と遭遇するシステムに感心した覚えがあります(後日調べてみたのですが、どうやらそういうふうに計算されてゴミ箱が配置されているらしいですね)。
なぜ唐突にそれを思い出したのかというと、その電車の中で読んでいた数学の本というのが『ケプラー予想』という本だったんですけども、その本の中に「被覆問題」というテーマがありまして。
要するに、ある平面を決まった大きさの円で隙間なくうめつくす(円同士は重なってもよい)ときに、なるべく重なりが少なくなる配置を考える、という話です。現実の問題に落としこむと、たとえば消火栓の配置などを考える、という課題になってきますが、ディズニーのゴミ箱の配置も似たようなものかな、と思ったのです。
ディズニーを設計した人も、そんな“数学”をやっていたのかなぁ、と。

何のために数学を勉強するのか、というのは永遠の議題だと思いますが、結局数学は何に使おうと思っても使える気がしますし、逆に、何にせよ納得の行く最適解を得ようと思ったら数学が必要になってくるような気もします。
私もそのうち、身近な事象と数学を結びつけた本を書く機会もあると思うのでが、そのときは、数学的に有名なテーマをドヤっと紹介するよりも、身近な問題の解決にわざわざ数学を持ち込んで解決するような感じの本にしたいなぁ、と少し思いました。

 

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